2022年4月、ついに始動!実践型起業家育成プログラム「Knot program」

  1. Knot program

この度、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズと、株式会社omnihealが運営する医療・介護・福祉領域に関心が高い人のためのコミュニティSHIPは、ヘルスケア課題を解決したいと熱い想いを持った方々を支援すべく、実践型の起業家育成プログラム「Knot program(ノットプログラム)」を開始します。

本記事では、2022年4月20日よりスタートする本プログラムの概要と参加メンバーおよびサポートスタッフについてご紹介いたします。

Knot programとは

これまでにも多くの起業家を支援してきた株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズとSHIPが、もっと現場の課題感と起業との間をつなぐべく発足した起業家育成プログラムです。11月に開催を予定している「Healthcare Venture Knot 2022」での発表までの8ヶ月間、プログラム参加者は毎月講義を受けながらメンターとともに実践的な課題に取り組みます。

プログラムの目的や目指す姿は、以下の通りです。

◆Knot programの目的
ヘルスケア領域において現場で起きている課題解決を起業という手段を用いて実践する

目指す姿
「これが解決できたら、すっごく良くなるのに!」と考えているヘルスケア課題とその解決策を、これでもかってくらいに調べて実践しまくった内容を自分の言葉で皆さんに伝えて共感を得る


「ヘルスケア領域を今より良くしたい」「課題を解決したい」と日々研鑽を積んでいるベンチャーの意欲と現場(医療・介護福祉職)の思いをマッチングするために立ち上がったKnot program。「医療者とヘルスケアベンチャーを結ぶ」ことをモットーに、2022年4月、ついに活動を開始します!

ロゴは、「医療者とヘルスケアベンチャーを結ぶ」というテーマの通り ”結び目” が表現されている


医療・介護・福祉領域に関心が高い人のためのコミュニティSHIP代表 石井洋介(左)と、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ 代表 青木武士(右)


プログラム概要

プログラム期間:2022年4月〜11月
参加者:6名(うち3名は既に起業)
形式:オンライン+集合研修(感染状況により変更の可能性あり)
定例会
・日時:毎月第3水曜日19:00〜20:30
・内容:課題発表+質疑応答、講義を予定
主催:株式会社キャピタルメディカベンチャーズオンラインコミュニティSHIP


全体スケジュールは以下の通りです。(変更の可能性あり)


参加者のご紹介

多数の応募者の中から選考された以下の6名が、8ヶ月間のプログラムに取り組みます。参加者の中には、起業メンバーとともに参加される方もいます。

◆畔原篤(あぜはら・あつし)
薬剤師 / 公衆衛生学修士

◆氏家(うじけ)
株式会社Plusbase COO

◆高木大地(たかぎ・だいち)

株式会社Cone・Xi 代表取締役 / 看護師

◆古田泰之(ふるた・やすゆき)
PreMed株式会社 CEO / 脳神経外科専門医・脳血管内治療専門医

◆他、二名


今回参加される皆さまは、ヘルスケア課題をビジネスで解決したい!という熱い思いを持った起業家もしくは起業を予定されている方々です。

メンターのご紹介

プログラム参加者は、以下の8名のメンター(2組はペアで活動)の支援を受け、8ヶ月間を走り抜きます!

石井洋介(いしい・ようすけ)
◆略歴
2010年高知大学卒。消化器外科医として手術をこなす中で、大腸癌などの知識普及を目的としたスマホゲーム「うんコレ」の開発・監修、「日本うんこ学会」の設立を行う。厚生労働省医系技官や経営コンサルタント等を経て現職。おうちの診療所、秋葉原内科saveクリニックにて共同代表を務める。著書に『19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと』(PHP研究所、2018年)など。

◆得意ジャンル
・臨床医療(特に消化器と在宅医療)
・経営と政策からみた医療現場
・行動変容を意識したクリエイティブ作成
・アプリや医療機器制作に関わったこともあり

◆参加者の方へのメッセージ
臨床現場で解決出来なかった疑問や不満をそのままにせず、形にして世の中に貢献しようとする人が好きです。皆様を支援出来るように、これまで培ってきた人脈や経験を還元出来ればと思います。

甲 浩子(かぶと・ひろこ)
◆略歴

慶應義塾大学薬学部卒。薬剤師。新卒でエムスリー株式会社に入社。製薬企業向けマーケティング支援業務に従事。薬剤プロモーションの戦略立案、サービスの企画営業・運営、配信コンテンツのプロデューサー等を経験。2018年より秋葉原内科saveクリニックの立ち上げ・週末事務長。2020年6月より現職。株式会社omnihealにてコンサル業務、総務、おうちの診療所 目黒事務長。

◆得意ジャンル
・製薬企業関連ビジネス・マーケティング
(インタビュー・アンケート設計・集計等含む)(エムスリー株式会社 6年在籍)
・診療報酬
( 秋葉原内科saveクリニック、おうちの診療所 目黒 事務長)
・ピッチ資料作成
(東京都学生起業家選手権 優秀賞、KBC Business Leverage 情報産業三田会賞)

◆参加者の方へのメッセージ
皆さんとお話できるのを楽しみにしています!

青木武士(あおき・たけし)
◆略歴
造船会社でバイオマス発電事業等に携わった後、ソフトウェア開発会社を経て、(株)エス・エム・エスにて事業開発に携わり、M&Aやインキュベーションプログラムの運営を行う。また、訪問看護ステーションの設立・運営など医療・介護現場のオペレーション経験も有する。その後、キャピタルメディカが運営支援する病院や介護施設をテストフィールドとして活用することで事業を創造するCVC(注1 )を立ち上げ、現在はその代表としてベンチャー投資を実施している。

◆得意ジャンル
ヘルスケア領域,VC投資,経営支援

◆参加者の方へのメッセージ
たくさんの実行を通じて学習成長しましょう!

伊東祐美(いとう・ゆみ)
◆略歴
新潟大学医学部卒業。横浜市立大学麻酔科・東京女子医科大学集中治療科勤務。有志数名でタイやイタリアにエコーを教えに行くツアーなどをしていました。地域医療のあり方に疑問を持ち、解決策のヒントを求めて、2021年よりキャピタルメディカ勤務。

◆得意ジャンル
・麻酔・集中治療
・犬の話(ミックス1匹飼っています!)

◆参加者の方へのメッセージ
皆さんの熱い想いに寄り添い、良い刺激を互いに受け合いながら、共に成長していきたいと思っています。楽しくワクワクしながら、新しいビジネスを考えていきましょう!

鐘江康一郎(かねがえ・こういちろう)
◆略歴
ベイン&カンパニー、日本オラクル、GEを経て医療法人社団健育会へ。米国留学中にシアトルにあるSwedish Medical Centerに勤務した後、聖路加国際病院に入職。経営企画室/QIセンターマネジャーを3年間務めた後、2014年4月から現職。 2020年4月より東京医科歯科大学のIT化・業務改善担当として学外理事に就任。一橋大学卒業、University of Washington MHA (病院経営学修士)

◆得意ジャンル
医療×IT 全般、ただしC向けよりはB向けが好み

◆参加者の方へのメッセージ
Life is very short, and there’s no time.
楽しくやっていきましょう!

佐藤 創(さとう・はじめ)
◆略歴
大学在学中に教育系NPO法人を設立し理事長就任。コンサルティングベンチャー取締役、医療法人の経営企画室勤務を経て、株式会社メプラジャパンを創業。2012年にカンボジアに移住し、日系病院設立などを支援。2017年より、東南アジアの国々を飛び回りながら各国の医療機関・スタートアップ・投資家との協業を推進。これまで代表として 3社創業、数社の役員・顧問を歴任。

◆得意ジャンル
・医療業界のDXを支援するITサービスや予防医療・ウェルネスサービス等の事業展開
・医療ヘルスケア事業者の海外展開・新規事業開発・プロダクト開発支援
・国内・海外スタートアップへの投資やソーシング・デューデリジェンス支援

◆参加者の方へのメッセージ
アジア×医療×テクノロジーの3つの軸で、0→1→10 フェーズを中心に事業化の支援をしています。海外のスタートアップ・ビジネスモデル研究もしています(ほぼ趣味です)ので、様々な事例を踏まえて皆さんのアイデアを形にするお手伝いできればと考えています。とても楽しみです!よろしくお願いします!

他、男性メンター1名・女性メンター1名が伴走します!

アドバイザーのご紹介

プログラム参加者の専門的な悩み・相談は、以下の8名のアドバイザーが支援します!

赤羽根 秀宜(あかばね・ひでのり)
◆略歴
1997年帝京大学薬学部卒業、同年薬剤師免許取得。2005年東海大学法科大学院入学、2008年卒業。同年司法試験合格。2009年司法修習終了、弁護士登録(第二東京弁護士会)。中外合同法律事務所 パートナ―弁護士 薬事・ヘルスケア・医療グループ代表
日本病院薬剤師会 顧問
一般社団法人薬局共創未来人材育成機構理事
一般社団法人スマートヘルスケア協会理事
株式会社グッドサイクルシステム社外取締役
株式会社ソフィアホールディングス社外取締役
帝京大学薬学部非常勤講師

◆参加者の方へのメッセージ
薬事・ヘルスケア・医療・個人情報(医療関連情報)等の分野を積極的に取り扱っている弁護士です。単に、法的リスクを検討するだけでなく、薬剤師としての知識・経験及びネットワーク等を活かして、業界の実態、特性等を踏まえた対応を心がけています。新規ビジネスの相談も受けることが多く、単にできるできないではなく、どのような形態で行えば適法に行うことが可能なのかという視点で解決策の検討を行っています。よろしくお願いいたします。

浅野健人(あさの・けんと)
◆略歴
大阪大学大学院を2004年に卒業後、治験・臨床研究に関する企業に就職し、5年目より管理職となり、在職中にグル―プ企業として、東証一部上場を経験。2013年から、アカデミア発の医療開発業務に従事。高知大学医学部附属病院を経て、現在は大阪大学医学部附属病院にて勤務。アカデミアに移ってからは、プロジェクトマネージャー業務を経験。医師主導治験により、医薬品の適応拡大を成功させることが出来た。AMI株式会社、トリプルダブリュージャパン株式会社などのヘルスケアスタートアップのアドバイザーも務め、研究開発をサポートしている。

◆参加者の方へのメッセージ
ヘルスケア領域において、新しいプロダクトの開発を進める際には、人を対象とした研究等が必要になるケースは少なくありません。昨今、人を対象とした研究では、規制の改正が目まぐるしく、毎年何らかの改正が行われています。複雑な規制の中で正しい道を選択して、研究開発を進めることは非常に困難な状況になっています。プロダクトの開発が進み、人を対象とした評価が必要になってきたら、一度、ご相談ください。一緒に考え、最適な選択を行い、研究開発を推進するお手伝いをさせていただきます。

岡田亮一(おかだ・りょういち)
◆略歴
昭和リースにてエリア営業を経験後、楽天に転職。ビジネスマッチング事業にてセールスマネジメント業務に従事。その後、BtoBEC事業の立ち上げに参画し、事業責任者を経験。エス・エム・エスに転職後、事業開発業務を経て、2017年から介護事業者向けSaaS「カイポケ」の責任者として、事業成長を牽引。また、グループ会社の代表を務める。

◆参加者の方へのメッセージ

世の中をもっと良くしていきたいという皆さんの熱い想いが“継続性を伴うビジネス”として顧客に届くように、微力ながらサポートさせて頂きます。

木野瀬 友人(きのせ・ともひと)
◆略歴
2007年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了、2019年デジタルハリウッド大学院デジタルコンテンツ研究科修了。2005年に開発会社である株式会社エクストーンの前身となる企業を創業し、ニコニコ動画の運営母体である株式会社ニワンゴの創業を経て現職。ハイズの病院経営コンサルティングにおいては「ITに弱い病院の助けになりたい」という考えのもと病院インフラの更改を担当。現代の技術の恩恵が得られない医療現場に対して、コンピューティングの視点から業務のスマート化を推進。慶應義塾大学総合政策学部卒業後に当時2ちゃんねるの管理人の西村博之と、ドワンゴの会長の川上量生とともに株式会社ニワンゴを創業。事業アイデアの実現担当として企画からコーディングまでを行う。

◆参加者の方へのメッセージ
エンターテイメントおよびヘルスケア領域での連続起業家として、デジタルヘルス領域について的確にアドバイスします。IT技術、保険医療制度、病院経営、患者課題を融合したアドバイスをお求めでしたら木野瀬にご連絡ください。ただしアドバイスを受けたい分野の下調べはご自身でお願いします。アイデアだけ考えて動かない人にはならず、相応の活動をしましょう。大したことのないリスクは取りましょう。あなたがアウトプットを出せば出すほど成果に繋がります。短い期間ですが、ノットプログラムを頑張りましょう!!

木村 亮一(きむら・りょういち)
◆略歴
1987年生まれ。広島県広島市出身、神奈川県横浜市在住。一橋大学商学部経営学科を卒業後、プライスウォーターハウスクーパース株式会社(現:PwCアドバイザリー合同会社)及びKPMGヘルスケアジャパン株式会社にて公共インフラ/ヘルスケア領域に関するコンサルティング業務に従事した後、インキュベイトファンドへ参画し、40社超の投資先支援に従事。2017年1月にライフタイムベンチャーズを設立。プレシード/シードステージに特化したインキュベーション投資を行っている。経済産業省J-Startup推薦委員、経済産業省ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2018・2019・2020・2021審査員。

◆参加者の方へのメッセージ
これまで5人の医療従事者(Not only 医師)が創業/共同創業したスタートアップへシード投資してきたシードVCです。先輩起業家も経験した悩み、特にチームづくり、顧客開拓、投資家開拓まわりのご相談であれば、いつでもお気軽にパブリックチャンネルでご相談ください!

長尾 修身(ながお・おさみ)
◆略歴
兵庫県尼崎市出身。関西大学法学部卒業後、建設関係の労働組合(7年)、大手社会保険労務士法人(7年)、東証一部上場企業の子会社にて管理本部人事部に在籍。事業会社にて経営統合を経験。その後、(株)キャピタルメディカ HRチームにて、これまでの人事労務の知識と経験を活かし医療の現場に介入。6年前に社会保険労務士法人HRDユナイテッドオフィスを設立し、代表に就任し現在に至る。

◆参加者の方へのメッセージ
人事労務畑に20年以上関わってきました。社内制度の構築や労務トラブル対応、社会保険関係の手続き、労務実務など関連するところは何でも聞いていただければと思います。法律家の側面もありますが、実態を最も重要視しています。建設業から医業を経験、労働者から経営者まで現場でサポート、中小企業から大企業まで勤務した経験を利用してください。

中山 航介(なかやま・こうすけ)
◆略歴
上智大学経済学部卒業後、新卒でドリームインキュベータ参画。大企業向けコンサルティング、事業投資先への出向(データベース運用・分析)を経て、国内ベンチャー投資を担当。学生時代には、製薬企業向けの市場調査、東南アジアのヘルスケア市場調査に従事。

◆参加者の方へのメッセージ
ヘルスケアビジネスは他領域に比べ、ユーザー課題の深堀、マネタイズ設計などの多く場面で工夫する必要がありますが、今回のKnot Programはそうした検証を後押しするプログラムだと思います。皆さまと一緒に事業を深められることを楽しみにしております。

物部 真一郎(ものべ・しんいちろう)
◆略歴
精神科医。臨床で体験した課題解決のため、スタンフォード大学経営大学院に進学、2015年卒業(MBA)。スタンフォード大学在学中のexMedioを創業し、医師向けに”ヒポクラ × マイナビ”を開発、2019年に売却。現在は、ヘルスケアノットの石井をはじめとした仲間たちと医療の課題解決を行っている。2018年より高知大学医学部病院経営学プログラムの特任准教授。2020年より日本スタンフォード協会(JSA)理事。著書に『医療介護者のための起業の教科書』(中外医学社、2022年)

◆参加者の方へのメッセージ
アイディア段階の伴走から、創業、実装、グロース、外部資金調達まで一貫してサポートできればと思っております。よろしくお願いします!


運営スタッフのご紹介

以下のスタッフが適宜参加者をサポートをさせていただきます!

◆青木武士(あおき・たけし)
株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ 代表取締役

◆石井洋介(いしい・ようすけ)
株式会社omniheal代表取締役 / オンラインコミュニティSHIP運営代表

◆河村由実子(かわむら・ゆみこ)

リハノワ代表 / 株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ コミュニケーター / 認定理学療法士(呼吸)

嵯峨 京子(さが・きょうこ)

株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ 

横田達之(よこた・たつゆき)

オンラインコミュニティSHIP 運営 / 理学療法士

◆甲 浩子(かぶと・ひろこ)

株式会社omnihealコンサルタント・総務 / おうちの診療所 目黒・秋葉原内科saveクリニック 事務長

他、女性スタッフ1名



まとめ

以上、本記事では2022年4月から始動する、実践型起業家育成プログラム「Knot program」の概要と参加メンバーおよびサポートスタッフについてご紹介させていただきました。

ビジネスサイドの方には医療現場を、医療職の方には事業作りの現場を見て知って感じてもらうことを特徴とした「実践型の起業家支援プロジェクト」。多くのフィールドを持つ2社だからこそ出来る新しい支援の形を、これから8ヶ月間追求していきたいと思います。

プログラムの様子は、こちらのサイト内で適宜配信してまいります。また、キャピタルメディカ・ベンチャーズのTwitterや、SHIPのTwitterでもプログラムの様子は配信していきますので合わせて御覧ください。



【文=河村由実子】